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金曜日の個人消費支出(PCE)報告を控え、投資家は慎重な姿勢で動き、水曜日の米国株式市場は小幅高で取引を終えた。ダウ平均は15.64ポイント(0.04%)上昇し、S&P500指数は0.16%、ナスダックは0.48%の小幅上昇となり、前週の最高値付近で推移した。
各業種別はまちまちで、エネルギーと金融が出遅れ、耐久消費財が大きく伸びた。アマゾン(AMZN.US)とテスラ(TSLA.US)の株価はそれぞれ3.9%と4.8%上昇した。アップル(AAPL.US)は2.0%高と続伸。エヌビディア(NVDA.US)は、人工知能チップの効果について市場が引き続き議論する中、前場の2.0%安から戻り0.2%と横ばいで引けた。フェデックス(FDX.US)は、好調な四半期決算を発表し、1986年以来、1日で同社史上最大の15.53%の上昇を記録した。また、電気自動車メーカーのリヴィアン・オートモーティブ(RIVN.US)への50億米ドルの出資の可能性が報じられ、フォルクスワーゲンAG(VW)の株価は23.24%急騰した。
時間外取引で、マイクロン・テクノロジー(MU.US)は7.98%下落し、今月初めの13%上昇の一部を戻した。コンピューターにおける主記憶・ストレージ用の半導体メモリメーカーであるマイクロン・テクノロジーは、第3四半期の決算は、メモリーチップの旺盛な需要に牽引され好調だったが、第4四半期の見通しは、特に人工知能のテーマが注目されていることから、あまり楽観視されていない。一方、リーバイ・ストラウス(LEVI.US)の株価は、四半期決算が予想を下回ったため12%急落した。
(S&P500指数月足チャート)
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