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2日の米国株式市場は大幅下落となり、主要な株価指数はすべて下落となった。S&P500指数は前日比1.84%下落、ナスダックは前日比2.43%下落、NYダウは610.71ポイント安(-1.51%)下落した。予想を下回る雇用統計が景気後退懸念を引き起こした。この1週間で、S&P500指数とNYダウは2.1%下落し、ナスダックは3.4%下落した。一方、日銀の利上げがドル安圧力を強めたため、ドル指数は103.7を割り込み、4ヵ月以上ぶりの低水準となった。
さまざまな企業の決算発表が市場を大きく揺さぶっている。アマゾン・ドット・コム(AMZN.US)の株価は、売上高目標が未達となり、また、期待外れのガイダンスを発表したため、8.78%下落した。インテル(INTC.US)も低調な第2四半期決算を発表し、26.06%下落した。エヌビディア(NVDA.US)は1.78%下落、ブロードコム(AVGO.US)は2.18%下落、マイクロチップ・テクノロジー(MCHP.US)は10.6%の大幅下落となった。一方、アップル(AAPL.US)は、iPhoneの販売減にもかかわらず、売上高が予想を上回り、0.69%上昇した。
(S&P500指数半年足チャート)
(米ドル指数半年足チャート)
米労働省が2日発表した7月の雇用統計によると、就業者の伸びは前月比で11万4,000人増となり、市場予想の17万5000人程度を大きく下回った。また、失業率は予想に反して4.3%と2021年の最高水準に跳ね上がり、賃金の伸びも予想以上に鈍化した。市場は、今年残り3回の会合でFRBが0.5ポイントの利下げを1回、0.25ポイントの利下げを2回、合計100ベーシスポイントの利下げを行うことと見込んでいる。
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