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英国のFTSE100種総合株価指数は3日続伸し、0.3%上昇の7,772で取引を終え、10ヶ月ぶりの高値を記録した。良好な経済指標が低迷する英国経済に明るい兆しをもたらした。
2024年1月の英国月次GDPは予想通り0.2%の小幅成長となり、前月の0.1%低下を経て、2023年後半のテクニカルリセッションからの回復を示した。この勢いは主にサービス部門(前月の0.1%減の後、今月は0.2%増)、特に自動車を除く小売業(3.4%増)、医療・市場サービス(0.9%増)、教育サービス(0.7%増)が牽引した。
一方、建設生産は1.1%増(前回の0.5%減に対して)となった。しかし、工業生産は0.2%の減少(前回の0.6%増に対して)となった。これは主に上下水道、廃棄物処理、修理業務が2.2%減少したことによる。1月までの3ヵ月間、英国経済は0.1%の小幅な縮小となった。
英国の1月の財・サービスの輸出も好調で、0.7%増の692億6,000万ポンドとなり、1年半ぶりの低水準となった12月の687億6,000万ポンドから回復した。欧州連合(EU)向け財輸出は0.8%増加したが、これは主に燃料、特にポーランド向け原油、ベルギー向け精製油、化成品の販売が増加したためである。しかし、スペイン向け自動車輸出やドイツ向け航空機輸出の減少が影響し、機械・輸送用機器輸出は減少した。
一方、非EU市場向け輸出は、韓国向け原油を含む燃料販売の後退と、米国向け医薬品および無機化学品の輸出により、1.7%減少した。サービス輸出は0.3%の増加となった。
(英国FTSE100種総合株価指数 月足チャート)
(英国月次GDP。 出所:英国国家統計局)
(英国の輸出。 出所:英国国家統計局)
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