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フランクフルトのDAX40指数は、前場の下落傾向から一転して0.14%高で終値を迎え、17,868ポイントの史上最高値を更新した。一方、欧州中央銀行(ECB)は金利据え置きを決定し、インフレ率の見通しを大幅下方修正したため、6月の利下げ観測が高まった。
一方、ドイツのファッション企業ヒューゴ・ボス(HUGO BOSS)の株価は、2024年の営業利益を下方修正したため11%急落し、DAX40指数の最下位となった。さらに、ドイツ自動車部品サプライヤーのコンチネンタル(Continental)は、自動車市場は停滞しており、コスト上昇の圧力を受けていると述べた。一方、ドイツ化学・医薬品メーカーのメルク(Merck)は今年の営業利益を小幅に上方修正すると予想し、ルフトハンザドイツ(Lufthansa)航空は2023年の営業利益を27億ユーロと同社の財務予測に沿ったものとし、今年も同レベルを維持できると明らかにした。最後に、ドイツの工業新規受注は12月の12%増の後、1月は11.3%の大幅減となり、予想の6%減を上回った。
欧州では楽観的な見方が広がり、ユーロ・ストックス50は1%以上上昇し、23年ぶりの最高値となる4,980ポイントをつけた。一方、より多くの欧州株を網羅するストックス欧州600指数も1%以上上昇し、初めて500ポイントの壁を突破した。
(フランクフルトのDAX40指数 年足チャート)
(ユーロ・ストックス50 年足チャート)
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