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2024年2月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇し、5ヵ月ぶりの高水準となった。上昇率は1月の0.3%からわずかに上昇し、当初予想通りであった。上昇率のうち、60%は住宅費の0.4%上昇と原油価格の3.8%上昇によるもの。一方、食品価格は横ばいであった。食品とエネルギーを除いたコア消費者物価は1月と同じく、0.4%の上昇だったが、航空運賃(3.6%)、自動車保険料(0.9%)、衣料品(0.6%)、娯楽関連費用からの押し上げにより、予想の0.3%を上回った。
(米国CPI前月比。 出所:米労働省)
予想外のことだが、2024年2月の米国の年間インフレ率は3.2%に上昇し、1月の3.1%、予想の3.1%をわずかに上回った。また、通期のコアCPIは3.8%とほぼ3年ぶりの低水準に低下した。これは1月に記録した3.9%を若干下回ったものの、市場予想の3.7%を上回った。年間上昇率の約67%を占める住宅指数は、2月に5.7%上昇したが、前月の6%上昇に比べれば、上昇のペースは鈍化した。
(米国CPI前年比。 出所:米労働省)
火曜日、米消費者物価指数(CPI)が発表された後、ドル指数は安値圏の102.78から103.4超まで反発した。一方、米10年国債利回りは4.15%で終えた。
(米ドル指数 週足チャート)
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