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フランスで7日、市場センチメントを左右する国民議会選挙の決選投票が実施され、どの政党も過半数を獲得することなかった。左派政党連合が182議席を獲得し、マクロン大統領率いる中道の与党連合が168議席、極右の国民連合(RN)が143議席を獲得した。この複雑な結果は、今後の困難な政局交渉の種をまいた。
選挙結果を受けて、フランスのCAC40指数は前場の上昇から一転して0.6%下落し、7,627ポイントで取引を終えた。無党派層が圧倒的な影響力を持つことで、極端な政策への懸念は和らぐかもしれないが、政治的な不確実性も高まっている。
投資家たちは今後の展開を注視している。この日はテレパフォーマンス(TEP:EN Paris)が3.9%の下落となり、高額消費株や銀行株も不調となった。しかし、サフラングループは1.7%、サノフィは1.5%上昇し、トレンドに逆らい、この日最も好調だった。
ユーロ対ドル相場は、月曜日に1.0815の安値まで下落したが、市場がフランスの選挙結果を消化した後、再び反発し1.083で堅調に推移した。
(CAC40指数月足チャート)
(ユーロ/米ドル日足チャート)
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