オンチェーン分析アーカム・インテリジェンス（Arkham Intelligence）によると、8月27日、世界最大の仮想通貨取引所であるコインシェアーズ（CoinShares）に、現在の価格で18億8000万ドル相当の3万ビットコインが流入した。このような大規模な流入は、市場参加者の間で懸念を引き起こす傾向があり、売却の意図がある可能性があるため、価格の下落につながる可能性があることを意味する。そのため、当然のことながら、ビットコインは5.45％下落し、59,427ドルで取引を終えた。 

 
（ビットコイン/米ドル日足チャート。　出所：TradingView） 

さらに、イーサリアムはビットコインの弱気トレンドの影響を受け、8.3％下落し2,458ドルで取引を終えた。これら2つの主要仮想通貨が急落したことで、過去24時間に3億1300万ドルの仮想通貨のレバレッジポジションが清算され、ビットコインのトレーダーは9500万ドル、イーサのトレーダーは1億ドル以上を損失した。 

 
（イーサリアム/米ドル日足チャート。　出所：TradingView） 

例年、8月は仮想通貨やその他のリスク資産にとって比較的静かな月だが、今年は例年になく不安定だ。それにもかかわらず、ビットコインは今年39％の上昇、イーサは7％と控えめな上昇となっている。市場はビットコインを下落局面で買うかもしれないが、イーサは投資家がこの資産への信頼を取り戻すまで困難に直面し続けるかもしれない。 

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