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2月15日木曜日、英国の消費者物価指数(CPI)の発表を受けて、ポンド対米ドルの相場は小幅に下落し、1.26台を割り込んだ。同統計は、インフレ圧力再燃に対する投資家の懸念を和らげた。
英国1月のインフレ率は、イングランド銀行(BoE)が最近4.1%への上昇を予想した後、市場予想の4.2%をわずかに下回る前年比4%で横ばいだった。しかし、同調査によると、昨年最後の数ヵ月間、賃金の伸びは予想より緩やかに低下し、厳しい英国の雇用市場の冷え込み期間が長くなったことを示している。その結果、BoEは利下げを延期する可能性が高い。
今週発表される英国の経済指標には第4四半期GDPが含まれ、市場専門家は0.1%減と予測、英国はテクニカルにリセッション入りするとしている。一方、米国のインフレ率は1月に予想を上回ったため、米連邦準備制度理事会(FRB)が3月か5月に利下げを実施する可能性が低くなる。それにより、米ドル高がポンド安への圧力が強まる。専門家の多くは、世界的な物価上昇圧力が急激に低下するまでは、イングランド銀行による追加金融緩和やポンド高の余地は限られていると予想している。
(インフレ率の推移。 出所:英国立統計局)
(ポンド/米ドル 週足チャート)
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