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2024年6月13日現在、米ドル対日本円に関するテクニカル分析をお届けします。
米国5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が3.3%となり、3ヵ月ぶりの低水準となった。5月の米コアCPIは前年同月比で3.4%となり、2021年4月以来の低水準となった。インフレ率が予想外に鈍化していることから、トレーダーはFRBが11月利下げに踏み切る可能性は100%と見直している。
FOMCは政策金利を7回連続で5.25%~5.50%に据え置き、ドットチャートでは今年の利下げ回数予想を3回から1回に、来年は最大4回に上方修正した。パウエル議長は、インフレはかなり緩和されたが、まだ高すぎると述べた。今年これまでのところ、利下げを実施できるほどインフレが改善しているとの確信は得られていない。
日銀の金融政策決定会合が開催され、明日政策金利決定を発表する。市場は、日銀が金融引き締めに典型的な国債購入ペースを月あたり6兆円程度減速させると予想している。特に円安基調が続く中、円高傾向の可能性がある場合、こうした措置を取る可能性が高まっている。
(米ドル/日本円日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標のDIFラインとMACDラインの上昇が減速し、すぐに過熱圏までに上昇することはできず、現在、強気派の勢力は弱く、少なくとも短期的な円高の可能性があることを示唆している。
為替レートは65日線を下抜けた場合しか弱気トレンドの到来を確認することはできない。現在の反発が弱いから、リトレースメント78.6%水準付近で反発が終了する可能性を探し、その後下降に転じる可能性がある。
(米ドル/日本円1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は昨日のボトム圏から上昇に転じ、現在、まもなく過熱圏に入ろうとしており、為替レートには一定の確率で売り圧力がかかるだろう。
ドル円相場は今週、ソーサートップを形成している。昨日、ネックラインのサポートを下抜けた後、現在、ネックラインと黒い65日線の組み合わせた抵抗帯まで跳ね返されている。為替レートが抵抗帯を突破できなければ、更なる円高の可能性がある。
(米ドル/日本円30分足チャート。情報源:Ultima Markets APP)
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