2024年8月6日現在、金に関するテクニカル分析をお届けします。 

要点 

• 世界の株式市場は暴落 

5日の世界の株式市場は続落し、米国の景気後退への懸念が投資家のリスク資産を換金売りを促し、日経平均株価は1987年10月以来一日で、最大の下げ幅を記録した。先週の金曜日に発表された雇用データによると、アメリカの7月の失業率は4.3％に上昇し、米連邦準備制度理事会（FRB）が9月に金利を0.5％ポイントも引き下げる可能性が高まっている。 

• 金は依然として魅力的 

米国の景気が後退するとの懸念が強まり、イランの報復の可能性に備えるイスラエルの動きから、金の安全資産としての魅力は依然として強い。 

テクニカル分析 

日足チャート分析 

（金/米ドル日足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

ストキャスティクスは50の中央値を上抜けた後、弱気のシグナルが点灯しようとしており、現在の売り方の勢力と買い方の勢力のバランスが拮抗している様子を示唆している。しかし、ストキャスティクスはまだ中央値を上回っているため、簡単にショートに転じることはできません。より短い時間足に切り替えて相場を観察する必要がある。 

• 移動平均線からのサポート 

金相場が再び黒い65日線で阻まれて反発し、同移動平均線付近の2351.27水準は強気・弱気の分水嶺の価格水準でもある。昨日の金相場は、下落幅が大きくなったとしても、2351.27という価格水準を割り込まない場合、依然として強気派が優勢となっている。 

1時間足チャート 

（金/米ドル1時間足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

ストキャスティクスは売られすぎの範囲で強気のシグナルを発した後、アジア取引セッションでファストストキャスティクスは買われすぎの範囲に近づこうとしており、現在の短期的な強気派の勢力が優勢であることを示唆している。 

• 上からの抵抗 

緑の200日線と65日線はまだ弱気のシグナルが点灯していなく、短期的な金相場は移動平均線から抵抗されている。アジア取引セッションで金相場が移動平均線を上抜けてしばらく調整後、買いでエントリーの機会に注目しよう。 

トレーディングセントラル　PIVOTインジケーター 

（金/米ドル30分足チャート。　出所：Ultima Markets APP） 

• Ultima Markets APPにあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は2421。 

• 2421を上回ると上昇トレンド、最初の目標値は2442、次の目標値は2455。 

• 2421を下回ると下降トレンド、最初の目標値は2384、次の目標値は2370。 

免責事項 

本記事に記載されるコメント、ニュース、調査、分析、価格、その他すべての情報は、読者への一般的な情報として提供されるものであり、示唆を与えるものではありません。Ultima Marketsは、最新の情報を提供するため、合理的な措置を講じていますが、正確性を保証するものではなく、予告なく変更する場合があります。Ultima Marketsは、提供された情報の利用により発生したいかなる損失・損害に対しても、責任を負いません。