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2024年8月13日現在、NZドル対米ドルに関するテクニカル分析をお届けします。
ニュージーランドにおける最近の一連の企業・消費者調査および、より頻度の高い支出や信用のデータは、経済活動の低下を指摘している。過度な金融引き締めのリスクは現実のものとなり、ニュージーランド経済は2年以内に3度目の景気後退の兆しを見せる可能性があり、利下げは間近に迫っているようだ。
ニュージーランド経済調査研究所(NZIER)によると、NZ中銀のシャドーボード(影の取締役会)の8月の政策金利決定をめぐり、意見が割れている。調査対象となった21人のエコノミストのうち12人がNZ中銀は金利を5.5%に据え置くと見込んでおり、一部の国内物価がまだ高いことから、仮に今利下げに踏み切れば、中銀がわずか3ヵ月前に示唆した政策金利の見通しより1年早いことになる。これはNZ中銀にとって大きな転換となるだろう。
NZ中銀が想定外の利下げに踏み切った場合、米連邦準備制度理事会(FRB)よりも早い利下げ決定が、対米ドルでのNZドルの下落基調を強める可能性がある。
(NZドル/米ドル日足チャート。 出所:Ultima Markets MT4)
ストキャスティクスは買われすぎゾーンに入り、ファーストストキャスティクスは下降に転じる兆しが出現した。現在の為替レートの上昇が一服したことを示唆しており、投資家は為替レートの反転するリスク警戒する必要がある。
為替レートは現在、黒い65日線と週足のフェア・バリュー・ギャップ(FVG)という複数のレジスタンスに直面している。今週、NZドル対ドル相場が上方ブレイクアウトすることは難しく、弱気な値動きの出現の兆しに注目しよう。
(NZドル/米ドル1時間足チャート。 出所:Ultima Markets MT4)
指標は、ゼロラインの上で何度も揺れ動いているが、ヒストグラムの最高値は下降し続けており、為替レートとダイバージェンスパターンを形成している。投資家は、指標が弱気のシグナルが点灯してゼロラインを下回り、為替レートが下降トレンドに転じる可能性があることに注意する必要がある。
現在、為替レートはウォルフ波動のような構造を形成しており、アジア取引時間中に1と3の延長線上まで上昇を続けた場合、調整圧力にさらされる可能性がある。下の目標値は4の価格水準、次の目標値は1と4の延長線上にある。
(NZドル/米ドル30分足チャート。 出所:Ultima Markets APP)
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