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2024年6月11日現在、英ポンド対米ドルに関するテクニカル分析をお届けします。
現在、英国の賃金は横ばい圏で推移しているため、英国のインフレはすぐには下降せず、ポンドが売られる傾向はほとんど見られない。本日、英国の5月の失業率が発表され、前回値は4.10%だった。もしこのデータが予想を上回れば、ポンドは上昇基調を維持する可能性が高い。
先週金曜日、米労働省が発表した非農業部門雇用者数は予想をはるかに上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げ確率はさらに後退した。今週は消費者物価指数(CPI)とFRBの経済予想サマリーが市場の注目ポイントとなるが、もしFRBが常に引き締めの姿勢を示しているのであれば、米ドル指数のトレンドの反転も考えられるだろう。
(英ポンド/米ドル日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は3回連続で過熱圏で弱気のシグナルを発しており、シグナルの出現位置もどんどん低くなり、価格と合わせて見ると明らかな乖離傾向が見られる。昨日はDIFラインが50の中央値を割り込み、MACDラインはさらに中央値を割り込むと、売りでエントリーのチャンスが注目に値する。
為替レートは赤の33日線付近と、ソーサートップの緑のネックライン付近で阻まれている。為替レートは短期的に反発する可能性がある。移動平均線グループがゴールデンクロスで上昇基調を示し、為替レートが短期の移動平均線グループのサポートを下抜けたとしても、必ずしも楽観視はできない。
(英ポンド/米ドル4時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は過熱圏で強気のシグナルが点灯し、短期的な強気派が優勢であることを示唆している。為替レートが上昇に転じる可能性がある。
為替レート上昇の最初の目標値は、前回の下降トレンドの終点にも近い、黒の65日線付近となるだろう。サポート価格水準は、その下にある破線の200日線付近となる。
(英ポンド/米ドル30分足チャート。情報源:Ultima Markets APP)
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